戦争遺品悲惨さ訴える被爆資料など展示 松山
戦争の悲惨さを伝える「松山市平和資料展・ヒロシマ原爆展」が15日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで始まった。戦時中の様子を物語る遺品や資料が、来場者に平和の大切さを語り掛けている。22日まで(19日は休館)。
市が戦後70年平和記念事業として主催し、広島市と共催している。松山市民提供の戦争遺品に、広島平和記念資料館から借りた被爆資料や展示パネルなど約100点を加えた計約300点を展示している。
被爆資料のうち、建物疎開作業中に被爆、死亡した12歳の男子中学生の学生服は、背中や左腕の袖がすべて焼け落ち、熱線のすさまじさを感じさせる。
18日は「平和のつどい」があり、広島平和文化センターの小溝泰義理事長の記念講演や、松山市の平和こども大使として8月に広島市を訪れた高浜中生徒5人と松山市平和の語り部4人によるシンポジウムがある。